膜タンパク質(membrane protein)

細胞細胞小器官を包む生体膜の膜上または膜内で働くタンパク質の総称。細胞膜の重量の約半分を占める。膜輸送体膜輸送タンパク質とも呼ばれる。*1

生体膜に埋まっているものを内在性膜タンパク質、膜表面に結合しているものを表在性膜タンパク質と区別し、以下のような種類がある。

生体膜には流動性があるため、膜タンパク質は生体膜の中を自由に移動することができる。*2

膜タンパク質の中には、生体膜を貫通するように埋め込まれているもの(膜貫通タンパク質)があり、それによって生体膜を通り抜けることができない必要な物質を通すことができる。貫通部分のアミノ酸疎水性アミノ酸で、αヘリックス構造を取る。*3

膜タンパク質を通して、化合物が濃い方から薄い方へ物質を輸送することを受動輸送?と呼び、逆にエネルギーを利用して濃度に逆らって物質を輸送することを能動輸送?と呼ぶ。

共輸送?対向輸送?などの輸送方法もある。

能動輸送?のなかには、水車のように受動輸送?するときに生まれるエネルギーを利用して、濃度に逆らって運ぶものもあります。この場合、同じ向きに運ぶことを共輸送?、逆の向きに運ぶことを対向輸送?といいます。*4

膜タンパク質でもやりとりできない高分子物質は、膜動輸送エキソサイトーシスエンドサイトーシス)によって行われる。*5

またN末端C末端の位置によって以下のように分類される。*6

文献一覧
*1 河西奈保子 住友弘二 NTT物性科学基礎研究所 膜タンパク質の脂質膜への再構成とナノバイオデバイス創出への挑戦: http://www.ntt.co.jp/journal/0906/files/jn200906016.pdf
*2 東京医科歯科大学 細胞膜の構造 Cell membrane: http://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/pdf/cellmemb.pdf
*3 岡山大学 第3回 細胞膜の構造と膜輸送: http://www.cc.okayama-u.ac.jp/~hirofun/2011cb03.pdf
*4 秀和システム 生化学若い研究者の会 これだけ!生化学
*5 筑波大学生物学類 植物の細胞: http://www.biol.tsukuba.ac.jp/~algae/BotanyWEB/cell.html
*6 トミーデジタルバイオロジー株式会社 TNF受容体&リガンド スーパーファミリー: http://www.digital-biology.co.jp/allianced/products/biolegend/docs/TNF%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%83%BC%E4%B8%80%E8%A6%A7_2011091.pdf


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このページの最終更新日時: 2017-10-07 (土) 09:17:36