一次応答(primary immune response)

初めて体内に侵入してきた病原体感染に対して起こる免疫応答発熱や腫れ、痛みが起こるのはこの段階。一次免疫応答とも呼ばれる。

以下の一連の反応が起こる。*1

  1. 樹状細胞病原体抗原)の一部を取り込み、Toll様受容体などを介して活性化され、リンパ節へ移動する。
  2. リンパ節ヘルパーT細胞樹状細胞から抗原の情報提示を受けて活性化される。
  3. 活性化されたヘルパーT細胞キラーT細胞を大量に産生する。
  4. キラーT細胞感染を受けた細胞細胞死を誘導する物質を流し込み、その細胞ごと病原体を排除する。

リンパ液の流れによって、抗原が直接リンパ節に運ばれた場合は以下の反応が起こる。

  1. B細胞抗原を捉え、取り込んだ抗原の破片をMHCHLA)によって自身の細胞表面に提示する。
  2. ヘルパーT細胞が活性化され、これがさらにB細胞を活性化させることで、B細胞から抗体が大量に産生される。
  3. 抗体病原体抗原抗体反応を起こして、病原体を無毒化する。

これらの反応によってB細胞免疫学的記憶を得て二次応答が可能になる。

文献一覧
*1 技術評論社 西村尚子 知っているようで知らない免疫の話 ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?(2010/8/25)


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このページの最終更新日時: 2017-09-11 (月) 18:45:52