ノビレチン(nobiletin)

柑橘類陳皮に含まれるフラボノイドのひとつ。特にシークワーサーに多いとされる。

 ノビレチンの化学構造

血糖の上昇や発がんを抑える作用、慢性リウマチの予防および治療*1脂肪細胞の分化抑制*2に効果があることが確認されている。

これに加え、認知症?の改善効果が示唆されている。

神経細胞のモデルとして汎用されるPC12D細胞?(ラット副腎髄質?細胞)にノビレチンを処理したところ、神経細胞突起伸展作用が発見されました。また、ノビレチン処理により突起伸展作用に重要な役割を果たすシグナル細胞情報伝達分子であるERK?CREB?が活性化することも見いだされました。これらの細胞情報伝達分子はアルツハイマー病などの認知症?における記憶障害の改善に重要であるということが知られているため、ノビレチンは記憶障害改善作用を持つことが示唆されました。*3

記憶障害のタイプは様々であるが、7種類の記憶障害モデルマウス(ラット)に改善が見られたことが報告されている。

例えば、ヒトのアルツハイマー病に最も類似していると考えられるヒトのアルツハイマー病患者の遺伝子を導入したマウス(Tgマウス)に対する、ノビレチンの抗アルツハイマー病効果を検討した。その結果、記憶障害が起きている起きているこのモデルマウスにノビレチンを投与すると、健全なマウスの記憶力のレベルまでに完全に回復するとともに、その病気の原因物質とされる蛋白質海馬における蓄積量が顕著に減少するという極めて興味深い事実を発見した(図2)。*4

βラクトグロブリンと同時に摂取することでアレルギーの緩和効果があるとされる。この効果が期待できる商品にはエヌプラス(N+)というロゴが付与される。*5

文献一覧
*1 ノビレチンとは┃抗認知症機能性食品開発部門┃東北大学: http://www.che.tohoku.ac.jp/~scf/o-scf/nobiletin.html
*2 Nobiletin suppresses adipocyte differentiation of 3T3-L1 cells by an insulin and IBMX mixture induction. - PubMed - NCBI: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22172985
*3 ノビレチンとは┃抗認知症機能性食品開発部門┃東北大学
*4 大泉研究室「アルツハイマー病等の認知症の予防・治療確立をめざして」 - 研究・社会貢献 - 東北福祉大学 [Tohoku Fukushi University]: http://www.tfu.ac.jp/research/cooperation/ooizumi.html
*5 愛媛大学大学院農学研究科 生命機能学専攻 応用生命化学コース: http://web-amb.agr.ehime-u.ac.jp/

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添付ファイル: filenobiletin.png 4件 [詳細]

このページの最終更新日時: 2017-01-11 (水) 19:08:11