インターフェロン(IFN)

サイトカインの一種。肝炎腫瘍の治療、抗ウイルス剤として使用されるタンパク質

生体内では、ウイルス感染したときに大量に生成されNK細胞を呼び寄せる働きをする。インターフェロンという名前はウイルスの増殖を阻害(interfere)することから付けられた。*1*2

世界で初めてサイトカインクローニングしたのは谷口維紹で、1979年にインターフェロンの1種であるINF-β?(インターフェロン-β)の配列を決定しました。直後に長田重一が、INF-α(インターフェロン-α)をクローニングします。*3

タンパク質であり、体内で吸収・分解されるので、治療に利用する際は連続的な投与が必要とされる。

インターフェロンとは

動物体内で病原体、特にウィルス腫瘍細胞などの異物に反応して細胞分泌する蛋白質です。この蛋白質ウィルスの増殖の阻止や細胞増殖の抑制、免疫系および炎症の調節などの働きをしています。C型肝炎?治療に使用する場合は少なくとも週3回の注射が必要です。*4

複数の型が存在する。*5*6

インターフェロンのグループインターフェロンの名称
Ⅰ型インターフェロンINF-αINF-β?
Ⅱ型インターフェロンINF-γ
Ⅲ型インターフェロン?-

Ⅰ型インターフェロンは、ウィルス感染の際、宿主に抵抗性を付与する重要なサイトカインとして知られています。本研究では、これまで知られていない重要なⅠ型インターフェロンの機能を明らかにしました。即ち、一過性のⅠ型インターフェロンの刺激が造血幹細胞の増殖を、持続的なⅠ型インターフェロンの刺激が造血幹細胞の減少を誘導することです。*7

文献一覧
*1 技術評論社 西村尚子 知っているようで知らない免疫の話 ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?(2010/8/25)
*2 インターフェロン治療: https://www.hosp.med.osaka-cu.ac.jp/liver-disease/pdf/mg-oldn-p11-14.pdf
*3 ナツメ社 埼玉医科大学リウマチ膠原病院 教授 三村俊英 基礎からわかる免疫学
*4 埼玉医科大学病院/病院ニュース/埼玉医科大学病院ニュース第44号: http://www.saitama-med.ac.jp/hospital/hp_news/vol_44/6.html
*5 分子生体防御分野 - インターフェロンのシグナルダイナミズムとその生体防御系における調節作用: http://www.igm.hokudai.ac.jp/sci/include/irfstudy.html
*6 技術評論社 西村尚子 知っているようで知らない免疫の話 ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?(2010/8/25)
*7 「インターフェロンが造血幹細胞の運命決定を制御」【樗木俊聡 教授】|プレスリリース|国立大学法人 東京医科歯科大学: http://www.tmd.ac.jp/press-archive/20090529/index.html


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このページの最終更新日時: 2017-09-13 (水) 19:00:36