アジュバント(adjuvant)

ワクチンなど薬剤の免疫効果を高めるため付加される物質。免疫増強剤とも呼ばれる。*1

ワクチンを接種する際に、たとえばアラム?(ALUM : aluminium adjuvant)と呼ばれる物質を混ぜておくことがある。アラム?に対する免疫反応を期待するものではなく、混合しておくと本来のワクチンに対する免疫反応を高めることができるので行われるものである。このような物質をアジュバントという。*2

アジュバントは、樹状細胞が発現するToll様受容体に結合して、その樹状細胞を活性化させ、それがT細胞を活性化させるというプロセスによって効果が現れる。アジュバントとなる物質の種類は、Toll様受容体の種類ごとに異なる。

20世紀半ばには、結核ワクチンに利用されるBCG溶連菌などをがん患者に投与して免疫機能を活性化させるアジュバント療法が行われた。国内では丸山ワクチン?などがある。*3

この効果を利用したワクチンDNAワクチンである。

文献一覧
*1 ◆非炎症性免疫アジュバントの開発 :: 北海道大学 産学・地域協働推進機構: http://www.mcip.hokudai.ac.jp/cms/cgi-bin/index.pl?page=contents&view_category_lang=1&view_category=1660
*2 オーム社 絵とき 免疫学の知識 垣内史堂
*3 技術評論社 桂義元 免疫はがんに何をしているのか? 見えてきた免疫のメカニズム 2016/12/25


アジュバントに関する情報を検索: [学術機関を検索] [政府機関を検索]

このページの最終更新日時: 2017-09-12 (火) 13:44:10